夏になると色々なところで花火大会が行われます。中にはテレビで中継する大会もあります。
テレビ中継ではより見やすい角度で花火を見せてくれます。
しかし、テレビがどんなに見やすい角度で花火を中継しても、現場で見る花火とは違いがあります。現場で見る花火は、たとえ花火が大きく見えなくてもテレビで見る花火とは決定的にちがいます。
その決定的なちがいは、テレビでは視覚と聴覚だけですが、現場ではすべての感覚を動員して花火を感じ体験することができるところです。
花火大会の会場に行けば・・・・・・
昼の暑さを残しながらも吹くさわやかな風。
体に響く花火の音、観衆のざわめきと一瞬の静寂。
幾重にも重なった色で夜空のキャンバスに模様を描く花火の光、夜空に輝く星や月の光。
海岸の近くなら潮の香り、火薬や食べ物などのにおい。
のどを潤す飲み物やアイスクリームなどの食べ物の味。
自然と人々と花火と、まわりのすべてがかもし出す独特の雰囲気。
まさに全身の感覚を総動員して花火を感じ体験することができます・・・・・
この感覚はテレビがより見やすい角度で花火を見せてくれてもとうてい味わうことができないものです。
テレビで見た花火大会は忘れても、実施に会場に行き体験した花火大会は覚えているものです。
体験し、考え、自分のものとして理解する。その理解したものを次の事項に適応し、体験し、考え、さらに自分のものとして理解する。そこに理科学習の基本があると思います。体験の延長線上に理科があるのです。
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